変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

ダークゾーン

夜と夕暮れのあいだの、あたりが青くて、薄暗くなる時間は、この世とあの世の境をあいまいにして、恐ろしい何か、生を奪われたような、不安がつのる。耳を、目を支配される。うろこのような、あいまいに舗装された道を歩く。おぼつかない、ここはこの世なのか、病んでしまった時のような、その再現がされていて、筋肉が震えている。脳がいしゅくする。夜と夕暮れのあいだというのは、裂け目、そこからあの世が覗き込んでいる、葉の擦れる音、鳥の声、水面にうつる木々、佇むアヒル、同じでありながら、異なる、ということがある。変わった色。青くて暗いのは、あの世の色。うずくまってしまいたい。でも助けはないから歩く。走ってはいけない、頭が加速するから。眠ってはいけない、本当にここが、あの世だと信じてしまうから。生というのはあいまいだ。こんな小さな変化で、実感が奪われてしまう。確固たる生、というものが、偽りという、この恐ろしさが、青くて暗い、この自然が正しさ、正体だ。正体、なんて知ってどうする。確固たる揺るぎない虚のほうが、この青い暗さより、安心できる。虚のほうへ流れる、(人々)、最後まで虚で、あいまいな生は殺す。うろこ、このうろこは老いた竜のうろこ、砂利がまだらな、歴史、殺せ。