変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

僕はここにいないかもしれない

僕はここにいないかもしれない。 この僕しかいない小さな部屋で、 僕はここにいると証明できない。 始めから僕はいないのだろうか。 始めから僕はいないのだとして、 ここでキーボードを叩いている、 めがねをかけた小太りの人間は、 一体どこのどいつなのだ…

地球があくびをしているあいだに

地球があくびをしているあいだに フローラは地球から言葉をぬすみ 子どものために詩を書きはじめる 地球があくびをしているあいだに 地球があくびをしているあいだは フローラは大人であることでなく 本当の詩を書くことを第一とする 地球があくびをしている…

わたしはわたし。 わたしの道はわたしにしか つくれないのです。 わたしの歌った歌や 書いた詩や 発した言葉や 取った行動のすべてが わたしの道になるのです。 わたしは道をつくっている。 得ることで道はつくられ 失うことでも道はつくられる。 眠っている…

したうち

きれいじゃないよ でもよごれてはいないよ したうちをするよ おとうとにしたうちをするよ でもよごれてはいないよ こころがすこし ぴりぴりしてるだけだよ おとうとにばかにされてる かんじがするときやきばをみせてるかんじがするときにしたうちをするよ そ…

だれも知らない星へ行きなよ

だれも知らない星へ行きなよ。 行けば君は幸せになれるさ。 君はひとりで生きたいと いつも思っているから、それなら だれも知らない星へ行きなよ。 だれも知らない星で ワッフルでも食べていなよ。 ひとりでは生きていけないのは、 地球における事実であっ…

proposal to the married woman

君はもう君であるというのに、 僕はまだ僕ではない。 愛はいつもそこにあるらしいのに、 僕はまだ愛の在り処が分からない。 僕が見ている僕と、 君が見ている僕は違っている。 僕は僕が思っているよりも滑稽なんだろ? 戦わずに生きるなんて、 まっぴらご免…

終わっている町

君が自分の住んでいる町を、オアシスのない砂漠のようだと思っているなら、それは間違いだ。君の住んでいる町には、大きなパチンコ屋があるだろ?あれこそが君の住んでいる町の、完璧なオアシスだ。あの銀色の玉は、水素の比喩だ。終わっている町に、君は住…

世界は広い

世界は広いという事実を、私が無色透明になるための手段として使っていること、人間らしくて気持ち悪いね。生命には終わりがあるいう事実を、私が暴走するための手段として、最後の手段として、隠し持っていること、まだ誰にも言えていないよ。朝が来て、夜…

マネーの蟻

(マネーが欲しいぜ、と言ってみてもしっくりこないし、マネーはいらないぜ、と言ってみてもしっくりこないけれど)三千万円が欲しいか、と問われると、欲しいぜ、と答えるし、貧乏でもよいか、と問われると、嫌だぜ、と答えちまう。こんな俺でも、やっぱり…

君が永遠に死なないなら

君が永遠に死なないなら、 僕は君を好きにならなかった。 君はいつか死ぬ。だから君が好きだ。 君は欲しくないものを手にして満足する。 そんな君が好きだ。 感情のある機械も、ない機械も、 機械は機械であるように、 わがままな君も、そうでない君も、 君…

夜の糸

非暴力が、十年後に完成する 復讐のピースであること、 どうか忘れないで。 思い出は雨に流され、 下水道を抜けて月面に辿りつく。 暴力の他に、何が抑止力になるのか、 考えてもいいよ。 馬鹿は死んでも治らないけれど、 彼は死んでも 自らの愚かさに気づか…

night way

雨が降っている夜を 親に買ってもらったアメ車で 走っている フロントガラスに雨が落ち 街灯が雨を照らし 雨が光って 車のフロントガラスには 星よりもずっとずっと小さな 雨という名の星々が 引っついている ところで、さ 冬の空に浮かぶ エメラルドの星で…

愛しいよ

愛しいよ もう何年も会っていないのに 普通に愛しいよ あなたは今どうしているのか 仕事をしているのか 育児をしているのか そんな訳ないとは思うけれど もうこの世にはいないのか 愛しいよ 毎日のように会っていた頃より ずっと愛しいよ 水星や ゴッホと同…

tits

生きるより浅く生きている僕に、 おっぱいより価値のあるものはない。 ラブソングを聴いて涙を流してみたい。 相田みつをの言葉を大切にしてみたい。 マジョリティが好きなものを好きになれたら、 幸せくらいは手に入るだろう。 マジョリティが嫌いなものを…