変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

2016-01-01から1年間の記事一覧

したうち

きれいじゃないよ でもよごれてはいないよ したうちをするよ おとうとにしたうちをするよ でもよごれてはいないよ こころがすこし ぴりぴりしてるだけだよ おとうとにばかにされてる かんじがするときやきばをみせてるかんじがするときにしたうちをするよ そ…

だれも知らない星へ行きなよ

だれも知らない星へ行きなよ。 行けば君は幸せになれるさ。 君はひとりで生きたいと いつも思っているから、それなら だれも知らない星へ行きなよ。 だれも知らない星で ワッフルでも食べていなよ。 ひとりでは生きていけないのは、 地球における事実であっ…

proposal to the married woman

君はもう君であるというのに、 僕はまだ僕ではない。 愛はいつもそこにあるらしいのに、 僕はまだ愛の在り処が分からない。 僕が見ている僕と、 君が見ている僕は違っている。 僕は僕が思っているよりも滑稽なんだろ? 戦わずに生きるなんて、 まっぴらご免…

終わっている町

君が自分の住んでいる町を、オアシスのない砂漠のようだと思っているなら、それは間違いだ。君の住んでいる町には、大きなパチンコ屋があるだろ?あれこそが君の住んでいる町の、完璧なオアシスだ。あの銀色の玉は、水素の比喩だ。終わっている町に、君は住…

世界は広い

世界は広いという事実を、私が無色透明になるための手段として使っていること、人間らしくて気持ち悪いね。生命には終わりがあるいう事実を、私が暴走するための手段として、最後の手段として、隠し持っていること、まだ誰にも言えていないよ。朝が来て、夜…

マネーの蟻

(マネーが欲しいぜ、と言ってみてもしっくりこないし、マネーはいらないぜ、と言ってみてもしっくりこないけれど)三千万円が欲しいか、と問われると、欲しいぜ、と答えるし、貧乏でもよいか、と問われると、嫌だぜ、と答えちまう。こんな俺でも、やっぱり…

君が永遠に死なないなら

君が永遠に死なないなら、 僕は君を好きにならなかった。 君はいつか死ぬ。だから君が好きだ。 君は欲しくないものを手にして満足する。 そんな君が好きだ。 感情のある機械も、ない機械も、 機械は機械であるように、 わがままな君も、そうでない君も、 君…

夜の糸

非暴力が、十年後に完成する 復讐のピースであること、 どうか忘れないで。 思い出は雨に流され、 下水道を抜けて月面に辿りつく。 暴力の他に、何が抑止力になるのか、 考えてもいいよ。 馬鹿は死んでも治らないけれど、 彼は死んでも 自らの愚かさに気づか…

night way

雨が降っている夜を 親に買ってもらったアメ車で 走っている フロントガラスに雨が落ち 街灯が雨を照らし 雨が光って 車のフロントガラスには 星よりもずっとずっと小さな 雨という名の星々が 引っついている ところで、さ 冬の空に浮かぶ エメラルドの星で…

愛しいよ

愛しいよ もう何年も会っていないのに 普通に愛しいよ あなたは今どうしているのか 仕事をしているのか 育児をしているのか そんな訳ないとは思うけれど もうこの世にはいないのか 愛しいよ 毎日のように会っていた頃より ずっと愛しいよ 水星や ゴッホと同…

tits

生きるより浅く生きている僕に、 おっぱいより価値のあるものはない。 ラブソングを聴いて涙を流してみたい。 相田みつをの言葉を大切にしてみたい。 マジョリティが好きなものを好きになれたら、 幸せくらいは手に入るだろう。 マジョリティが嫌いなものを…

ゆっくり休もう

ゆっくり休もう 汚れたこころを手洗いするように 疲れたからだを丸洗いするように ゆっくり休もう ぼくたちは機械ではないから 役に立たなくてもかまわない ゆっくり休もう いまは不安にならなくてもいい いまは焦りをポッケにしまおう ゆっくり休もう ぼく…

ひとつ

ただそれ、ひとつだけ そのひとつがずっと 胸にあるというのなら やさしい気持ちでいられる そのひとつがだれにも 奪われないというのなら すべてを愛しく思える そのひとつがお日さまに 燃やされないというのなら るり色の風に乗って どんな星にだって行ける…

genius

素晴らしいじゃないか。 悲しい気持ちになるなんて。 素晴らしいじゃないか。 消したい記憶があるなんて。 素晴らしくないことは、 なんて素晴らしいことだろう。 ここまで読んだ君は、 ここまで読んだ君になった。 君は世界で一番醜くて、 世界で一番美しい…

君は人類ではない。

百回のおしっこと一回のオナニーは、 どっちが気持ちよいのかな。 百人のサラリーマンと一人の美少女は、 どっちが社会に貢献しているのかな。 体操、という言葉から、 ラララライ体操を連想してしまったなら、 もっと真面目になるべきだよ。 僕はいじめられ…

詩を書いてみせて

切実な瞬間を切りとって、詩を書いてみせて。 誰にも分かってもらえないかもしれない 幸せを感じた瞬間を切りとって、詩を書いてみせて。 地面が空になったような、海が真っ白になったような、 愛がくだらなく思えるような、愛そのもののような、 あなたが世…

empty wish

ケーキのように愛されますように。 私はまだ汚れていないから、 どんな願いだって、本気で願えるよ。 スーパースターになれますように。 私はまだ何も知らないから、 どんな願いだって、本気で願えるよ。 桜が散り、風が凪ぎ、偽善者が通りすぎると、 恋は真…

いましかない、なんてうそだよ。

できていたことができなくなって、 おちこむなんてばかみたい。 できなかったことができるようになって、 できないひとをばかにするなんてかっこわるい。 つまりいいたいのは、 ぼくというそんざいはばかみたいで、 かっこわるいってことだよ。 できるかどう…

illusion

今僕の眼に映る青空は、 世界の何分の一だろう。 今僕が吐き出した二酸化炭素は、 世界の何分の一だろう。 今お前をこんなに愛しく思えるのは、 きっと錯覚しているからだ。 昔あいつをあんなに憎んでいたのは、 きっと錯覚していたからだ。 僕の中に真実は…

ugly

傷つけるのが好きな生き物だね、人間は。 僕を見ていれば分かるよ。 見下すのが好きな生き物だね、人間は。 僕を見ていれば分かるよ。 僕は僕を見ていると、 始まっていないのに終わっているな、と思う。 僕は僕を見ていると、 アフリカの子供よりかわいそう…

人生相談の下書き

私は無職です。もうすぐ三十才になります。実家で暮らしているのと、恥ずかしながら多少の小遣いをもらっているので、今のところ生活には困っていません。が、現在六十三才の父が亡くなったときどうなるのか、野たれ死ぬのか、不安でなりません。 私の父は、…

らっきょう

らっきょうが食べられるようになったから、 もう大人ってことで、よろしく。 ぼくは仕事をほとんどしたことがないし、 恋愛経験もほとんどない。いまだに母親にご飯を作ってもらっているし、父親に小遣いをもらっている。 いまだに自分を、 息を吐くだけでほ…

モダンタイムス(仮)

海のない星なんて存在している価値がない。そんなことをツイッターでつぶやいていた女子高生が就職をして社会の歯車になるころ、プリキュアを観られない日曜日なんて日曜日とは認められないとアラフォーのおじさんは思っていた。 本当は、恋なんてしようとし…

ホタル

空からおまえをみまもっている なんにもできやしないけれども おまえのすきなホタルのように 私はささやかにひかっているよ 空からおまえをみまもっている 地上でたのしくやれているのか ご飯はしっかりたべているのか おしゃべりできる友はいるのか 空から…

つかえる言葉をつかおうよ

そんなに言葉はでてこない つかえる言葉はでてこない つかえぬ言葉をつかうなら 子どもの遊びとかわらない 自分だけしかよまないなら 子どもの遊びでよいけれど だれかによんでほしいなら つかえる言葉をつかおうよ つかえる言葉をつかうには つかえる言葉を…

くつしたのデイヴィッド

ぼくはくつしたのデイヴィッド どこにでもあるくろのくつした ぼくはくつしたのデイヴィッドうえきやのおじさんのくつした ぼくはくつしたのデイヴィッド まえはぼうしにあこがれていた だけどいまはあんがいじぶんを きにいっているきみはどうかな ぼくはく…

三月十日

これから春になってゆく いつもの春になってゆく 春になったら恋をしよう 漫画のような恋をしよう 春になったら月へ行こう 気球にのって月へ行こう 冬はすぐ近くにあるのに 冬になるのはほぼ一年先 時は後ろに戻らないから 冬になるのはほぼ一年先 この詩は…

世界が終わる夜に

よその母は言った。「あなたたちを産んでよかった。」その息子たちは言った。「あなたの子どもでよかった。」太陽は言った。「あなたたちを照らせてよかった。」神さまは言った。「世界をつくってよかった。」ある少女は言った。「わたしはもっと生きたかっ…

息子

悲しいことがあったとさ、 苦しいことがあったとさ、 それでも僕はシコシコと、 僕の息子をこするだろう。 会社で部長におこられた、 会社で薄毛をいじられた、 それでも僕はシコシコと、 僕の息子をこするだろう。 泣きたい夜があったとさ、 消えたい夜があ…

大人になっても

大人になっても、君は変わらない 大人になっても、君は迷い、悩む 大人になっても、君は好きになる 大人になっても、新しいだれかを大人になっても、君は変わらない大人になっても、君は泣き、笑う 大人になっても、君は憶えている 大人になっても、あの日の…