変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

ためを思って

ためを思って傷つけて

後悔をして夕日が沈んで

知らないうちにすりかわって

被害者気分になっている

そういう自分も正直います

ためを思って権利を無視して

気づかないで正しいふりして

知らないままに傷つけて

加害者意識はまったくない

そういう自分も正直います

ためを思ってくたびれて

何も出来ずに途方に暮れる

己の無力が身に沁みる

考えなくては学ばなくては

そういう自分も多分います

社会のためにあなたのために

ためを思えば何しても

良いのだろうか良くはない

その行いはその発言は

ためを思ったからなのか

後づけでないか正当化でないか

その疑いは持っていたい

ためを思えば何しても

良いのだろうか良くはない

でも本当は分からない

秋から冬

売れない詩人と秋の空

泣かない子供に山の幸

期待をしては雨が降り

予感がしても何もない

 

書きたい詩には著作権

行きたいお店は幸楽苑

何でもかんでも有料で

無料券には蛾が群がる

 

公開している詩の日記

読者は多分パイロット

私の前世はカカロット

嘘です本当はAロッド

 

詩とは言えない詩の轍

青い小鳥で些事を呟き

そっと思いを抱く人々

近づいている冬の足音

Tポイント

いくらあいつを恨んでも

Tポイントは減らないが

いくらあいつを恨んでも

Tポイントは貯まらない

 

んならばいっそ思いきり

忘れてしまうのが賢明で

んならばいっそ記憶から

消すのが一番良いだろう

 

それでもふっと思い出す

いくらあいつを恨んでも

Tポイントは貯まらない

分かっていても思い出す

 

んならばいっそ愛そうか

それは流石に無理がある

いくらあいつを愛しても

Tポイントは貯まらない……

相手がいてもいなくても

相手がいてもいなくても、

同じだなんてことはない。

相手がいればいるなりの、

意識や工夫が必要になる。

 

もしも相手がいないなら、

記憶の中から探せばよい。

もしも相手がいないなら、

ネットの海で探せばよい。

 

もしも相手がいないなら、

つい我儘になってしまう。

もしも相手がいないなら、

つい感情が暴れてしまう。

 

相手がいてもいなくても、

端から願いは変わらない。

それがお金でなかろうと、

創作をして対価を得たい。

目的のない移動

だあれもいないバス停に

冷たい風がふきつける

ひらいた毛穴の一つから

さみしさすっとながれこむ

 

くしゃみをすれば肺ちぢみ

つられて体がまるまった

私はどれだけまつのだろう

目的のない移動のために

 

だあれもいないバス停も

規則にしたがい薄暗くなり

輪郭線はぼんやりとして

不安の形をうきぼりにする

 

荒くて重い音をひびかせ

ようやくバスがやってきた

ゆき先はまだわからない

私はどこへゆくのだろうか

暗い暗いと言われるが

暗い暗いと言われるが

単にあなたと合わんのだ

暗い暗いと嘲る馬鹿の

ために明るくできるかよ

 

暗く暗いと言われるが

明るくなってどうすんだ

暗い暗いと嘲る馬鹿も

実はそんなに明るくない

 

暗い暗いと嘲る馬鹿は

空気を読めと言っている

暗い暗いと言われるが

馬鹿に合わせて何になる

 

暗い暗いと言われるが

わたしは孤高の作家だぞ

暗い暗いと言われるが

明るくなってたまるかよ

青春といわれる時の中で

青春といわれる時なのに

粘ついた思いが消えない

青春といわれる時の中で

私の毒は濃くなっていく

 

青春といわれる時なのに

浮かれる隙はまるで無い

青春といわれる時の中で

得をするのは糞馬鹿集団

 

青春といわれる時なのに

日に日に眼は死んでいく

青春といわれる時の中で

糞馬鹿たちは生きまくる

 

青春といわれる時なのに

人並み行きの列車に遅れ

青春といわれる時の中で

静かな野犬になっている