変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

やっぱり自分に辿りつく

やっぱり自分に辿りつく

どんな立派な行いさえも

やっぱり自分に辿りつく

とても正しい考えさえも

 

いくら世のため人のため

がんばろうとも狙いあり

やっぱり自分に辿りつく

よって我らに優劣はない

 

たとえ世のため人のため

朝から晩までがんばって

たくさん役に立ったとて

やっぱり自分に辿りつく

 

自分のためにやっている

仕事もうんこも子育ても

自分のためにやっている

よって我らに優劣はない

うっかり心を吐きだせば

頭はトマトで一杯になる

わたしの期待は雷となり

やわな矜持に落ちていく

 

自分も他人も分からずに

野に咲く花を愛でようと

無理して歩く田舎の道で

拾ったものはネオテニー

 

ひとり一つの瓦が落ちて

廃墟のようになっていた

わたしは再び体系づくり

みんなは町で不純な遊び

 

骨がなくては骨は外せぬ

ない骨外して発表会など

今では決して出来なくて

ゆっくり成長しています

ライフ

明るくも 暗くもない

冷たくも 温かくもない

つまらない人生 と揶揄されたら

そうかもな そうだよな と思う

でも悪くはないよ とも思う

これはまるで そう

まるで 日々のよう

なにか一つ なにか

今日にくさびを 打ちこむ

なんでも なんでもいい

今日にくさびを    明日のために

たとえばこんな poemを

静かに 丁寧に 打ちこむ

ああはなりたくない と

言われたら まあ まあね

分かるよ と思う

でも悪くはないよ とも思う

自信はないんだけどさ 本当

これは僕なりの そう

僕なりの ライフ

ポテロング

淡いピアノの七並べ

霞を食べて元気よく

ひっつき虫と根比べ

喚く雀にひつまぶし

 

のっぺらぼうの恋心

インドの僧侶が弄ぶ

場末の王妃が悼む夜

機械は小さな漂流記

 

意味に囚われ三十年

無駄を省いて十二年

やって来ました糞祭

俺の人生ポテロング

 

悲しい猫は時を賭け

擬音を鳴らす歎異抄

破いた布で顔を拭き

俺の人生ポテロング

ひとりぼっちの旅先で

ひとりぼっちの旅先で

ひとりぼっちを噛みしめる

ジャストフィットの寂しさが

なんだかとても心地よい

 

ひとりぼっちの旅先で

冷えた空気を吸いこめば

あいつもあいつの幸せも

許せるような気になった

 

ひとりぼっちの鉱石は

大きな許しのなかで磨かれ

いつかたとえば歌となり

社会に姿をあらわすだろう

 

ひとりぼっちを拒絶して

ひとりぼっちを抱きしめる

矛盾のなかで揺らめいて

わたしは皮膚を透明にする

自分の言葉はありません

自分の言葉はありません

それはどこにもありません

 

自分の言葉で話しなさいと

先生もどきは言うけれど

 

自分の言葉で話しなさいと

言うその言葉は借り物だ

 

自分の言葉はありません

言葉は決して所有できない

 

史から言葉を借りてきて

君に言います、こんにちは

これから社会に出る人よ

これから社会に出る人に

言っておきたいことがある

 

これから社会に出る人よ

セブンチャーハンはうまい

 

これから社会に出る人よ

おやすみプンプンはエロい

 

なんて思う余裕をいつも

できればいつも持ってくれ