きみとみたほし みていないほし
きみとあるいたみち あるいていないみち
きみにあったひ あっていないひ
こんなふうに ぼくはせかいを
きみをつかって わけてしまう
こい だろうか
きみとみたほし みていないほし
きみとあるいたみち あるいていないみち
きみにあったひ あっていないひ
こんなふうに ぼくはせかいを
きみをつかって わけてしまう
こい だろうか
おかねはもってるだけじゃ
いみないのはわかってる
おかねはつかわな
せやかてあたりまえやけど
つかったらなくなるやん
だからな、つかっても
つかいすぎたらあかんやん
せやかて、な
どのくらいつかおうかとか
どのくらいつかえるやろとか
かんがえるのめんどいやん
そこで!わしはひらめいたんや
おかねはいくらつかっても
なくならへんってことにしようや
な、あべちゃん
あたりまえをくつがえそうや
よろしくたのむわ
おうさま、あなたは
ふろうふしになりたいのですね
それならば
みずになってはどうでしょう
みずはこおりや
すいじょうきになります
つまり相(そう)をかえますが
それは死(し)ではないのです
みずに死(し)はないのです
みずになれば
えいえんにいきられるのです
どうすればみずになれるのか、ですって?
かんたんですよ
まず、あのよへいきます
そこでかみさまに
つぎはみずでおねがいします
といえばよいのです
らくがきはじゆうだ
めちゃくちゃにかいてもいいし
ていねいにかいてもいい
まちのけしきをかいてもいいし
にがおえをかいてもいい
うばったのではない
よういしたかみのうえであれば
なにをかいてもいい
じんせいもおなじだろう
ふざけながらいきてもいいし
まじめにいきてもいい
じぶんのためにいきてもいいし
だれかのためにいきてもいい
いのちをたいせつにして
やくそくをまもるなら
どういきてもいい
いぬはわん
ねこはにゃあ
ぶたはぶー
とんかつはじゅわ
きゃべつはさくっ
おさらはすんっ
こっぷもすんっ
みずはさーっ
もしくはざーっ
わたしはひょっ
あなたもひょっ
わたしとあなたで
ひょひょっ
とおくにいくことと
しあわせになることは
いこーるじゃないっぽい
あめりかにいったともだちは
なんだかたいへんそうだ
しゃっきんがあるらしい
じもとにずっといるともだちは
なんだかしあわせそうだ
どうきゅうせいとけっこんして
こどもがふたりいるそうだ
もちろん、あめりかにいっても
しあわせになれるだろうし
じもとにずっといても
しあわせになれるとはかぎらない
ぼくがいいたいのは
とおくにいくことと
しあわせになることは
いこーるじゃないっぽい
ということだ
おいらみたいなやろうが
さいごのさいごにすがるのは
ロックンロールかもしれねえな
まだいまはロックンロールなんて
くだらねえってかんじだけど
よのなかはもっとくだらねえよって
ロックンロールのほうがましだよって
さいきんよくおもうんだ
だからおいら、さいごのさいごに
ロックンロールになきつくかもな
わっかんねえけど
そんなきがするんだよ