変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

倫理

ひっそり星をからだに宿して

見えない波を躱していければ

充分だろうと言い聞かせては

そっと眼を閉じこころに通う

 

由無しが丘にとっぷう吹けば

明るいレタスは案山子と遊ぶ

そこに倫理が埋まっていると

悲しみキャベツは静かに叫ぶ

 

こっそりからだを抜け出して

インターネットになるあなた

いだてん暮らす山のキノコは

だれもが求めるアクセサリー

 

冬至の畑にてんきゅう降れば

高貴なカラスは上昇していく

降っているのは倫理であると

わたしは百年後に知るだろう

スーパーマン

たすけてくれとこえがする

これはワタシのでばんだな

まっていろ、いまたすける

マントをつけてしっぱつだ

 

え〜、うそ、マントがない

たしかつくえのひきだしに

しまっておいたのだけれど

こまった、どこにあるのか

 

そうだ、せんたくしたんだ

だからベランダにあるはず

ベランダにほしてあるはず

あれ、ないな、どこだろう

 

いそがないとまにあわない

こえがするのはとおくから

あるいたんじゃおそすぎる

どうしよ、だれかたすけて!

なんてやさしい雨だろう

なんてやさしい雨だろう

なんてやさしい雨だろう

降っているのは涙だろう

イーハトーブの涙だろう

 

あゝ、もう傘はいらない

あゝ、社会性もいらない

この雨に打たれていたい

ラッタッタ、ラッタッタ

 

なんてやさしい雨だろう

なんてかなしい私だろう

降っているのは星だろう

アンドロメダの星だろう

 

なんてやさしい雨だろう

なんてせつない生だろう

あゝ、もう何もいらない

ラッタッタ、ラッタッタ

スター

いつもスターにあこがれている。

いまもスターにあこがれている。

きっとスターにあこがれつづけ、

いつもスターはとおくでひかる。

 

しんだら、星になるということ。

そんな言葉、しんじないけれど、

ふしぎと夜空をみあげてしまう。

しんだら、星になるということ。

 

ぼくはスターにあこがれている。

顔も性格もかっこよくないのに。

ぼくはスターにあこがれている。

ポテトみたいなおっさんなのに。

 

しんだら、星になるということ。

じわりと心にサクラソウがさく。

ぼくはスターになれないけれど、

なんとかやっていくつもりだよ。

感受性

わたしは今宵に渡します

感受性というガラクタを

わたし如きの感受性など

なくてもよいと思います

 

わたしを度々まちがわせ

翻弄してきた感受性など

今宵に渡してやるのです

やせた心のしじまと共に

 

……本当にそれでよいか

ぽつり虚空に問いかける

わたし如きの感受性でも

自己を生かす刹那がある

 

されど今宵は待っている

はやく渡せと粉雪が舞う

ガラクタの感受性の上を

ことばが行き交っている

to sing is business

きみを想って歌うよ きみを利用して歌うよ

ぼくは悪いやつだ きみを利用するなんて

こんな場所で きみを想って歌うなんて

売上のために きみを想うなんて ぼくは悪いやつだ

きみを想って歌うけれど 届けたいのはきみじゃない

これは愛じゃない これが愛ならどうしよう どうする?

ぼくは悪いやつだ そして疲れているよ

きみは元気だろうか きみは元気ですか

折り目

同じような日々のなか

なんとなく生きる喜び

田舎にぽつんと自販機

ブラックにしようかな

 

感情の球体が落ちても

すぐに反応しないよう

秘密のワンクッション

少し大人になったのさ

 

わたしはよく詩を書く

しがない折り目として

べつに書かなくたって

生きていけるくせして

 

……本音は空に消えて

同じような日々のなか

なんとなく生きる喜び

やっぱり微糖にしよう