変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

目的のない移動

だあれもいないバス停に

冷たい風がふきつける

ひらいた毛穴の一つから

さみしさすっとながれこむ

 

くしゃみをすれば肺ちぢみ

つられて体がまるまった

私はどれだけまつのだろう

目的のない移動のために

 

だあれもいないバス停も

規則にしたがい薄暗くなり

輪郭線はぼんやりとして

不安の形をうきぼりにする

 

荒くて重い音をひびかせ

ようやくバスがやってきた

ゆき先はまだわからない

私はどこへゆくのだろうか