変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

名前のない液体

わたしが天才である三つの証拠
一つめは夜空がきれいである事
夜空がきれいであるという事は
わたしが天才である事を証明す
わたしが天才である三つの証拠
二つめはラーメンがおいしい事
ラーメンがおいしいという事は
わたしが天才である事を証明す
わたしが天才である三つの証拠
三つめはわたしが次男である事
わたしが次男であるという事は
わたしが天才である事を証明す
あらすまない三つではなかった
わたしが天才である証拠の数は
本当は三つではなく全てである
わたしが天才であるという事を
ミドリガメを含む全てが証明す
さてわたしは幾つ嘘をついたか
ついた嘘の数だけわたしは愛す
正確には数でなく質量であるが
ついた嘘の質量分おまえを愛す
よってわたしは嘘をつきつづけ
おまえを日増しに重く愛すのだ
詩を書いて書いて書いて書いて
嘘をついてついてついてついて
おまえを愛し愛し愛し愛し愛す
まだ名前のない液体のおまえを
わたしは愛しつづける事を誓う
コンテナのように愛しつづける
わたしはいつか凡人になるから
交わりの点で落ち合いましょう
わたしが天才である事の証拠に
おまえが決してならないように
嘘をついてついてついてついて
おまえを愛し愛し愛し愛し愛す