乾いた唇にリスの唾液を塗り、
平仮名を火星の教室へ飛ばし、
ブーケを燃やす無垢な子供と、
笑っているランバダの申し子。
浪速のゲーテは左利きを弄び、
私家版をプールに投げないと、
欲深い高圧線になってしまう。
ヨーグルトの乳房を買い叩く。
パーティをしている漁船の上、
蛾の鱗粉がこの世で最も尊く、
酔っていないと許せない神を、
超えていく声の谺するポトフ。
お気持ち三丁用意しています。
向日葵に憧れるマリオネット。
怪しいピエロは過去を攫って、
いらっしゃいませ諸行無常へ。