重さのない体になれたら、
きっと言葉なんかいらないのに。
体に重さがあるせいで、
言葉を必要としてしまう私は、
みんなが夜の寝室でこっそり飲んでいる、
特別なレモネードのつくりかたを知らない。
キョどるのは劣っているからではないと
あいつが認識してくれるなら、
私はすこし救われる。
社会に適応していれば大人だということに
この星ではなっていることを、
君と笑えたらいいのに。
抑圧でなくて、抑制ができなくなるとき、
いつだって私たちはけだものになり、
落ちていくけれど、
図太ければ落ちても生きていける
という事実が、朝を
暗くしていく。