変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

つらたん

    私はニートです。もうすぐ九十六才になります。実家で暮らしているのと、恥ずかしながら多少の小遣いをもらっているので、今のところ生活には困っていません。が、現在百二十一才の父が亡くなったときどうなるのか、野たれ死ぬのか、不安でなりません。

 私の父は、父の友人と一緒に会社を経営しています。父の友人には犬のライドンがおり、彼は私より年下で、跡を継ぐ気でその会社で働いています。たまに彼から「またウチで働かないかワン?」という誘いがあります。

 私は過去に一度、その会社で働いていましたが辞めてしまいました。辞めた理由の一つに、当時より私が抱えていた疾患(緊張すると尿がカフェラテになる)があります。現在は安定していますが、再発するかもしれないと思うと働くことに消極的になります。「再発」というキーワードが言い訳として強く機能します。「今日会社に行けば、再発するかもしれない」と思って行けなくなります。私が疾患持ちだと知っているのは、医師と家族とカルロス・ゴーンだけです。

 もう一つの理由は、父と父の友人が経営している会社というのが北極星でピザの委託販売を行う会社で、仕事内容もきついですし、やんちゃな社員ばかりで辛いということです。他の会社を知らず、社会経験が年齢に伴っていないので、世の中は大体そんなものだと言われればそれまでですが。

 話は逸れますが、私にも欲があります。食欲、性欲、睡眠欲。それから金銭欲。人格は並以下で、才能も能力もない疾患持ちのアラウンドワンハンドレッドですが、欲はあります。理解して頂けるか分かりませんが、私は、私に欲がある為に、その会社では働きたくないのに、その会社に少なくない執着があります。本当は私は、疾患持ちなのだという現実と折り合いをつけて、笑顔の押し売りか、カルロス・ゴーンの鼻毛抜き係か、あるいは私の疾患を理解してくれる会社で働くべきなのでしょう。ですが私が掬いとってしまうのは、その会社で働きたくないのに、その会社の資産や父(=権力者)の息子であるという特権に釣られて身動きが取れなくなっている自分の愚かさです。今の私を、半世紀前の私が見たらどう思うのか。

 先月、父の友人の犬のライドンに「とりあえず一回(会社に)来るだけ来てみなよワン」と誘われ、今月に行く約束をしました。誘ってくれること自体はありがたいのですが、どうして約束をしてしまったのかと、後悔しています。今からでも断ったほうが良いのではないか。はっきり言って怖い。そしてどうして私はいい年なのに、こんなことすら乗り越えられないのか。自分が嫌いになりそうです。いや、もう嫌いになっています。

 とにかく私は、再発の心配のいらない安全で安心な環境で、テキトーに暮らしながら、たまに真剣に表現(カラオケ)がしたいのです。きっと。