変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

世界が終わる夜に

よその母は言った。

「あなたたちを産んでよかった。」


その息子たちは言った。

「あなたの子どもでよかった。」


太陽は言った。

「あなたたちを照らせてよかった。」


神さまは言った。

「世界をつくってよかった。」


ある少女は言った。

「わたしはもっと生きたかった。」


夜は言った。何も言わずに言った。


世界が終わる夜に、僕は言った。

「何も言うことはない。」