変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

名前のない液体

わたしが天才である三つの証拠一つめは夜空がきれいである事夜空がきれいであるという事はわたしが天才である事を証明すわたしが天才である三つの証拠二つめはラーメンがおいしい事ラーメンがおいしいという事はわたしが天才である事を証明すわたしが天才で…

グッドがずっとつづくなら

グッドはずっとつづくよと、 思っていたのだ疑いもせず。 グッドはずっとつづくよと、 誤解していた子供みたいに。 いまやグッドは当然でなく、 グッドになればラッキーだ。 いまやグッドは当然でなく、 バッドメインのグッド少々。 グッドよずっとつづけよ…

今しか書けないものがある

まったく大げさだけれども 今しか書けないものがある やけにエラソーだけれども 今しか書けないものがある だからわたしは机に向かい 今しか書けないものを書く ディナーの約束すっぽかし 今しか書けないものを書く これでわたしが文豪ならば ちっとは格好が…

ガストのステーキ

いつかガストでステーキを 食べられる日を夢見ています いつかガストでステーキを 食べたくてでもお金がなくて きっとガストのステーキは ありえないほどジューシーで きっとガストのステーキは ステーキ界のビッグカツです いつかガストでステーキを 食べる…

、句、読、点。

地球をハイオク満タンにして 走らせるのはリストラうさぎ 仕組みはまったく知らないが ページをめくれば見えてくる 予期する脳は当てずっぽうだ 意思ではどうにもならなくて 視界がゆれて、句、読、点。 ページをめくれば見えてくる きっと僕らはハッピーエ…

pure is not pure

初めて君が 笑ってくれたなんて喜ぶ 僕のエゴは臭いな身寄りのない 風に憧れ空を見上げる 僕は 嗚呼 若いな 闇のほうへ 暗がりのほうへ歩いていたんだ そうとは知らず世界は罠で 埋め尽くされている優しさとは ケースバイケース 最後に君が 笑ってみせたその…

obakasan

自分を天才だと思う人は たまにいると思う 自分を賢いと思う人は わりといると思う 自分を人間だと思う人は たくさんいると思う 幻だったら なんて考えもせずに 都合のよいおバカさんで この世はあふれている

クレイジー

まさか全裸で来るなんて きみは本当にクレイジー ここは都会のストリート きみは本当にクレイジー 逮捕されても知らないよ きみは本当にクレイジー ちなみにぼくも全裸だよ ぼくら本当にクレイジー 服などいらない重いだけ ぼくら本当にクレイジー 本当は身…

セックス

セックスが行為でなく 概念になってしまった 害獣シーズンの終わり ホワットイズ種の保存? セックスが行為でなく 概念になってしまった 行為としてのセックス それはオナニーの亜種 概念としてのセックス それはふたつの欲解け ひとつになる仮初心中 文学的…

基準

夏の暑さもピークをすぎたような気がするが、まだ油断はできない。しかし油断しようがしまいが、猛暑がやってくるか否かには何の関係もないので、テレビコマーシャルで宇宙人に呼びかけるのが、宇宙人を呼ぶには最も効果的だ。暑いと呼吸がしづらいのだと、…

愛の底

あまい あまい メロディ ながれる部屋 ぬれたくちびる わからない でも いい しりたくない だから いい 夜空ふさぐ カーテンのうちがわ すこしこわい でも いい 明日すごく つかれそう でも いい どうにでもなれ あまい あまい メロディ ただようムード こば…

抱いてはいけない感情なんて ないに決まっていると きみは言った 日々がすぎてゆくのなら なにも問題はないと きみは言った だれもいない部屋で 嘘泣きをした 全部コントロールしてやろうと ぼくは思っていた つるつるだった つなぎ損ねた 手は白かった ここ…

負の精神

負の精神になることは時という風吹くなかで己に杭打つようなもの逆らう者は消耗激しく陽が沈むまで保てないたとえ相手が悪くとも負の精神になることは時という風吹くなかで自然を破るようなものけれど拙者は否定せず負の精神になることを拙者は決して否定せ…

スプーン

寂しさを掬うスプーンは穴が開いている 無理に掬おうとすれば器が傷つく 目を背けなくては生きていけない 生きるために目を背けている…… 寂しさを掬うためのスプーンを磨く 人体の殆どは水だという 水の裏には寂しさがあるだろう 寂しさは泉のように湧いてく…

陥没がうたっている

いいものを作れば売れるなんていう公式はぴよぴよのぴよだぜ、幽霊船ではどんちゃんさわぎ、ゾンビや、スケルトンゾンビや、蛍光のゾンビが、どんちゃんさわぎ、で、陥没はうたっている。何をって、歌を。黒のように白のように、恐竜のように犬のように、う…

消えてしまった幻に

消えてしまった幻に 送る言葉は灰の貸付け 消えてしまった幻に 浮かぶ微かな自我の花 消えてしまった幻を 惜しまず怯えず漂わず 消えてしまった幻を 求める硫黄の鈴鳴らし 消えてしまった幻は ぶっ壊れへと誘う青汁 帰ってこれた人は皆 推奨します正しい歩行…

a day

ある日何にもなかったある日ぼくはある日と書いたするとぼくはある日を思い出したある日ぼくがある日と書いたある日ぼくは思い出したのだある日をそれは暑い暑い夏のある日だったある日ぼくはある日と書いたするとある日に手がはえある日はペンを持ちある日…

ちょっと修羅になってくる

ちょっと修羅になってくる 媚びへつらいはもうやめだ ちょっと修羅になってくる ひとまず辞表を出してくる ちょっと修羅になってくる くすんだ色の街並みこえて ちょっと修羅になってくる 珪素の馬にまたがり行こう ちょっと修羅になってくる いまは残念な生…

むずかしい日の終わりに

むずかしい日の終わりに 何があれば良いのだろう むずかしい日の終わりに 何をすれば良いのだろう むずかしい日の終わりに 不意に頻繁にやってくる むずかしい日の終わりに 僕は何が出来るのだろう 見えないもので殴られた むずかしい日の終わりに 全人類が…

いらない言葉を集めよう

いらない言葉を集めよう 意義は少しもないけれど いらない言葉を集めよう 太郎が苗字であだ名は爪 いらない言葉を集めよう 足し算引き算おろし大根 いらない言葉を集めよう 昼はリーマン夜は虚無僧 いらない言葉を集めよう ワイン頼んで屋根になる いらない…

きみの歌、沁みるんだよね。

「だれかが朝にいるとき、だれかが夜にいる」なんてキザなことを三十代にもなって歌うきみを、わたしは尊敬している。地球はまるいシーソーだ。細胞が拍手を求めるかぎり、その事実は変わらない。納得しなさいという圧力が、年を重ねるごとに増していく。最…

下衆

下衆はくずして遊ぶんだ 相手をくずして遊ぶんだ 下衆はくずして遊ぶんだ 誰にでもある?下衆成分 下衆はくずして遊ぶんだ 態度でくずして遊ぶんだ 下衆はくずして遊ぶんだ 言葉でくずして遊ぶんだ 下衆はくずして遊ぶんだ ピカソをくずして安堵感 下衆はく…

悪いコードがやってくる

悪いコードがやってくる 窓を開ければやってくる 悪いコードがやってくる 求めるたびにやってくる 白熊のような良いコード 求めて求めてやってくる 悪いコードよ君ではない いじわる上司の森林浴か 悪いコードがやってくる では逆に呼んでみようか 悪いコー…

ぼくはやばい

ぼくはやばい yeahきゅうりを耳から 食べるんだぼくはやばい yeah机をシャンプーで 洗うんだぼくはやばい yeah鉄を飼うんだ 犬小屋でぼくはやばい yeahサッカーするんだ 君の部屋でぼくはやばい yeahでも本当にやばいのは 自分は普通だと 思ってる自分は正し…

はぁ

きびしい きびしいなぁ きびしいんだよなぁ 人生 こりゃあ 大変だ 人生 こりゃあ 大変だぁ なにもしたくないなぁ なにもしたくないなぁ はぁ なきたいなぁ 息をするだけで 十分だよぉ 息をするだけで えらいよぉ すっきりしないなぁ だるいなぁ

こんなにみっともなくなるなんて

季節が変わってもいつか気づかなくなるのかな花の匂い 心地よい風どうでもよくなるのかなその兆候は もう既にあって小鳥のさえずりが うざったい快晴にうつむく まぶしさが痛い思わなかったこんなにみっともなくなるなんて思わなかったこんなに汚れるなんて…

鱗粉

乾いた唇にリスの唾液を塗り、 平仮名を火星の教室へ飛ばし、 ブーケを燃やす無垢な子供と、 笑っているランバダの申し子。 浪速のゲーテは左利きを弄び、 私家版をプールに投げないと、 欲深い高圧線になってしまう。 ヨーグルトの乳房を買い叩く。 パーテ…

わたしが一流だった頃

わたしが一流だった頃 月はあんなに近かった わたしが一流だった頃 風はわたしの友だった わたしが三流になって 月はこんなに遠くなり わたしが三流になって 風は只の情報になった わたしは今また一流に なって月を観察したい わたしは今また一流に なって風…

茶番

茶番の船で起きて寝て 摂理を破った夢を見る 茶番の船で寝て起きて 詩が書けたならお慰み 茶番の船に乗らないと 海には茶番の鮫がいる 人生という茶番の海で 数多の茶番が息をする 茶番に笑い茶番に涙し 茶番に呆れ茶番に縋る 茶番の船で茶番の海を 渡る茶番…

えらい

わかれる 罪はなく すれちがう 意図はなく ズレていく 君と僕の世界 冷たい炎をやどす 一人きり 町をあるく 目的もなく 風がふく 予告もなく すれちがう 主人公たち だれも僕とは 交感しない (そりゃ そうだ) ズレていた 最初から 社会と僕 うまくいかない…