変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

ムリ宣言

どこでもはムリ アパートでは暮らせるけれど 山小屋では暮らせない だれでもはムリ あいつには話せるけれど あの人には話せない いつでもはムリ 八時には起きられるけれど 五時には起きられない ムリではないかもしれない けれどムリはしたくないので 結果的…

蜜柑

炬燵があって 蜜柑があって テレビがあって それを観ている 一人じゃなくて 志穂子がいる 志穂子と一緒に テレビを観ている 何も起こらない 戦争は遠い 夢があって あるにはあって だけれど別に 叶わなくていい 叶えば叶ったで 大変だろう 良い面があれば 悪…

映画の主役にえらばれた

どういう訳かえらばれた 生まれる前にえらばれた 多分ドキュメンタリーだ アクションではないはず まだタイトルもしらない 誕生したらクランクイン 死んだらクランクアップ しっているのはそれだけ チキンでシャイで卑怯者 主役という感じではない やはりド…

your song

きみの歌しか 作れない それで満足 できる訳ない ぼくは飽きてる きみの歌に きみの歌はもう 作りたくない きみじゃない歌が 作りたいけど 残念ながら 求められてない お客さんが求めてるのは きみの歌 作るしかない きみの歌を 売れるんだから しょうがない…

ためを思って

ためを思って傷つけて 後悔をして夕日が沈んで 知らないうちにすりかわって 被害者気分になっている そういう自分も正直います ためを思って権利を無視して 気づかないで正しいふりして 知らないままに傷つけて 加害者意識はまったくない そういう自分も正直…

秋から冬

売れない詩人と秋の空 泣かない子供に山の幸 期待をしては雨が降り 予感がしても何もない 書きたい詩には著作権 行きたいお店は幸楽苑 何でもかんでも有料で 無料券には蛾が群がる 公開している詩の日記 読者は多分パイロット 私の前世はカカロット 嘘です本…

Tポイント

いくらあいつを恨んでも Tポイントは減らないが いくらあいつを恨んでも Tポイントは貯まらない んならばいっそ思いきり 忘れてしまうのが賢明で んならばいっそ記憶から 消すのが一番良いだろう それでもふっと思い出す いくらあいつを恨んでも Tポイン…

相手がいてもいなくても

相手がいてもいなくても、 同じだなんてことはない。 相手がいればいるなりの、 意識や工夫が必要になる。 もしも相手がいないなら、 記憶の中から探せばよい。 もしも相手がいないなら、 ネットの海で探せばよい。 もしも相手がいないなら、 つい我儘になっ…

目的のない移動

だあれもいないバス停に 冷たい風がふきつける ひらいた毛穴の一つから さみしさすっとながれこむ くしゃみをすれば肺ちぢみ つられて体がまるまった 私はどれだけまつのだろう 目的のない移動のために だあれもいないバス停も 規則にしたがい薄暗くなり 輪…

暗い暗いと言われるが

暗い暗いと言われるが 単にあなたと合わんのだ 暗い暗いと嘲る馬鹿の ために明るくできるかよ 暗く暗いと言われるが 明るくなってどうすんだ 暗い暗いと嘲る馬鹿も 実はそんなに明るくない 暗い暗いと嘲る馬鹿は 空気を読めと言っている 暗い暗いと言われる…

青春といわれる時の中で

青春といわれる時なのに 粘ついた思いが消えない 青春といわれる時の中で 私の毒は濃くなっていく 青春といわれる時なのに 浮かれる隙はまるで無い 青春といわれる時の中で 得をするのは糞馬鹿集団 青春といわれる時なのに 日に日に眼は死んでいく 青春とい…

仮面のギドラ

不意に始まる耳鳴りと 己の意思で始めた思索を 掛け合わせたら面白く なる訳を知る滅私の空港 天賦の焔を待てなくて フライングをする表現者 焦ってばかりの国境で 銃を構える仮面のギドラ 調子の悪い車を捨てて 徒歩で目指すは君の深奥 紫色のいびきが響い…

悲しみなんて知らない

悲しみなんて知らない 知らなくていい 悲しみを知ってしまえば 大人ぶってしまいそう あなたは知っていますか 悲しみのことを それは何色ですか 何センチですか 一人暮らしをはじめて半年 カレーの匂いのする風に さらわれてしまいそう なぜか涙がでそう 悲…

きみが生き延びる確率を上げたい

きみが始めてくれたら、わたしはとてもうれしい。きみが歩いてくれたら、わたしはサポートする。簡単なことじゃない。だれかにとっての簡単は、だれかにとっては簡単じゃない。だからこれはむずかしい。 きみは大変だ。きみが始めるのはむずかしい。きみが歩…

問いパーティ

問いを集めてパーティしよう あれやこれやの問いを集めて 問いを集めてパーティしよう そのとき答えは重要ではない 問いを集めてパーティしよう 問いの足音が聞こえるだろう そいつをつかんで連れてきて 問いを集めてパーティしよう テーマパークより面白い…

平凡

おいら太郎になっていく 昔はやんちゃだったのに おいら太郎になっていく それも一つの正解だろう おいら太郎になっていく テンプレみたいな人生だ おいら太郎になっていく 昨日は天ぷら食べました おいら太郎になっていく 太郎になるのは安全管理 おいら太…

感傷的になって

感傷的になって なって 夜空を見上げたりして して ダサくて 気持ちが良くて どうしようもない 僕さ 感傷的になって なって 泣きそうになって なって 三十路をすぎても 不器用で 垢抜けなくて ピーマン嫌いで 感傷的になって なって 友達みんな 大人になって…

名詞ダンスを踊りましょう

名詞ダンスを踊りましょう りんごカリスマ春はんぺん 名詞ダンスを踊りましょう 富士山マジシャン虹マリオ 名詞ダンスを踊りましょう ラーメンひじき夢ボーガン 名詞ダンスを踊りましょう 好きな名詞で踊りましょう 名詞ダンスを踊りましょう 紅茶コーヒー団…

涼しい頭になってくれ

ぼくの頭よなってくれ 涼しい頭になってくれ ぼくの頭よなってくれ 早く涼しくなってくれ ぐちゃぐちゃの頭では ぼくは陰鬱マントヒヒ ぐちゃぐちゃの頭では ぼくは妄想マンドリル 涼しい風よ吹いてくれ ぼくの頭に吹いてくれ 卑しい岩よどいてくれ 頭の歯垢…

星座の下では雨が降り

星座の下では雨が降り ゼリーは未来の食べ物だ 星座の下では雨が降り 宇宙の果てを考えてみる 星座の下では雨が降り 昨日の敵は今日も元気だ 星座の下では雨が降り キスがしたくて耳が熱い 星座の下では雨が降り 諸行無常を辞書で調べる 星座の下では雨が降…

六畳間

自分で選んだ道なれど 骨の音鳴りし六畳間 たとえ少しの風であれ 怯える我の心臓弱く 我の目指した天国が 虚構のように思えれば 虚しさ募る夕間暮れ 罪の意識は一万ボルト 我の目指した天国が 実在している保証なく 覚束なくて銭もない 胃痛が我を呼び起こす…

ラブソング

あのさ 実はぼく ラブソングが信じられない すこし 恥ずかしい でも 正直な気持ちだ ラブソングが信じられない あのさ あれって まじか まじなのか ノンフィクションなのか ラブソングが信じられない 分からない あそこまでつよく 好きになったり 愛したり …

ウソの雨を買ってくる

ウソの雨を買ってくる 自分の部屋に飾るため ウソの雨を買ってくる だって雨が好きだから ウソの雨を買ってくる 町の雨屋で買ってくる マジの雨が欲しいけど お金ないので我慢する ウソの雨を買ってくる あの形状がぼくは好き ウソの雨を買ってくる あの質感…

面影一つ見せられず

面影一つ見せられぬ 私の言葉は詩だろうか 面影一つ見せられぬ 私の言葉は詩にあらず 面影一つ見せられぬ 私は路傍の修羅でなく 面影一つ見せられぬ 私の修羅は修羅でない 面影一つ見せられず 詩人を名乗れば満足か 面影一つ見せられず 最果タヒの真似をする…

マンガのようにはいかなくて

マンガのようにはいかなくて 負けてばかりの日々が続いて マンガのようにはいかなくて 強くなりたいでもなれなくて マンガのようにはいかなくて フラグ一つも立てられなくて マンガのようにはいかなくて ヒロインなんか当然いなくて マンガのようにはいかな…

君が静けさ呼んでいる

君が静けさ呼んでいる 無声の声で呼んでいる 君が静けさ待っている 裸になって待っている 新しい芽になってくれ 丁寧な火になってくれ 君が孤独と待っている 一つの為に待っている 君の言葉を待っている 僕は祈りて待っている 水に花びら浮いている 耳は耳鳴…

いくら齢をかさねても

いくら齢をかさねても まったく進歩しないぼく いくら齢をかさねても ひとつも努力しないぼく いくら齢をかさねても 進歩するかは各人による いくら齢をかさねても ゴミのまんまの奴もいる いくら齢をかさねても 社会の役に立てないぼく いくら齢をかさねて…

(不可逆)変化

先に変化がありまして 後から心がついてきます 先に変化がありまして 後から私がついてきます 変化というのは唐突で しかし経緯はありまして 変化というのは偶然で しかし因子はありまして 先に変化がありまして ついていくのは大変です 変化というのは災難…

安心で安全な戦争

今日も戦争しています 朝から戦争しています もうすぐお昼休みです 中華を食べる予定です 今日も戦争しています 血の流れない戦争です 安心で安全な戦争です でも時々人が死にます 今日も戦争しています 夜遅くまで戦争します 土日休みの戦争ですが 土日も戦…

アイダ

わたしはアイダを泳ぐ がんばろうだけでは足りない がんばらないだけでは足りない ひとつの言葉だけではいけない わたしはアイダを泳ぐ 言葉と言葉のアイダを泳ぐ まだやれるだけでは足りない もうだめだだけでは足りない ひとつの言葉だけではいけない ひと…