変なポエム。など

小心者のブログでごんす。パラノイア的な

ラブソング

あのさ 実はぼく

ラブソングが信じられない

すこし 恥ずかしい

でも 正直な気持ちだ

ラブソングが信じられない

あのさ あれって

まじか まじなのか

ノンフィクションなのか

ラブソングが信じられない

分からない あそこまでつよく

好きになったり 愛したり

だれかを大切に思ったり

分からない ぼくには

あのね ぼくはだいたい

一年の60パーセントくらいは

全員死ねと思っている

人類滅亡しろと思っている

ごめんなさい 本当に

そんな人間に ラブソングが

信じられるはずがない

そして こんなぼくにでも

信じられるラブソングが あればと

心のどこかで思っている

好きだとか 愛しているだとか

そういうのではない ラブソングが

あればいいなと思っている

たとえば たとえば

浮かばないけれど まあ

そんな感じだ

ウソの雨を買ってくる

ウソの雨を買ってくる

自分の部屋に飾るため

ウソの雨を買ってくる

だって雨が好きだから

 

ウソの雨を買ってくる

町の雨屋で買ってくる

マジの雨が欲しいけど

お金ないので我慢する

 

ウソの雨を買ってくる

あの形状がぼくは好き

ウソの雨を買ってくる

あの質感がぼくは好き

 

ウソの雨を買ってくる

全然雨が降らない星で

ウソの雨を買ってくる

地球旅行を夢に見つつ

面影一つ見せられず

面影一つ見せられぬ

私の言葉は詩だろうか

面影一つ見せられぬ

私の言葉は詩にあらず

 

面影一つ見せられぬ

私は路傍の修羅でなく

面影一つ見せられぬ

私の修羅は修羅でない

 

面影一つ見せられず

詩人を名乗れば満足か

面影一つ見せられず

最果タヒの真似をする

 

面影一つ見せられず

詩人ごっこの域を出ず

面影一つ見せられず

またもや言葉が百日紅

マンガのようにはいかなくて

マンガのようにはいかなくて

負けてばかりの日々が続いて

マンガのようにはいかなくて

強くなりたいでもなれなくて

 

マンガのようにはいかなくて

フラグ一つも立てられなくて

マンガのようにはいかなくて

ヒロインなんか当然いなくて

 

マンガのようにはいかなくて

努力は苦手で仲間はいなくて

マンガのようにはいかなくて

ボスにもザコにも勝てなくて

 

マンガのようにはいかなくて

熱いこころもガソリン切れて

マンガのようにはいかなくて

でもやっていくぼくに幸あれ

君が静けさ呼んでいる

君が静けさ呼んでいる

無声の声で呼んでいる

君が静けさ待っている

裸になって待っている

 

新しい芽になってくれ

丁寧な火になってくれ

君が孤独と待っている

一つの為に待っている

 

君の言葉を待っている

僕は祈りて待っている

水に花びら浮いている

耳は耳鳴り聞いている

 

君が静けさ呼んでいる

美しい目で呼んでいる

君が静けさ待っている

仏のように待っている

いくら齢をかさねても

いくら齢をかさねても

まったく進歩しないぼく

いくら齢をかさねても

ひとつも努力しないぼく

 

いくら齢をかさねても

進歩するかは各人による

いくら齢をかさねても

ゴミのまんまの奴もいる

 

いくら齢をかさねても

社会の役に立てないぼく

いくら齢をかさねても

いつでも楽がしたいぼく

 

いくら齢をかさねても

かさねるだけのぼくの生

そんなぼくだけれども

特に何も気にしていない

(不可逆)変化

先に変化がありまして

後から心がついてきます

先に変化がありまして

後から私がついてきます

 

変化というのは唐突で

しかし経緯はありまして

変化というのは偶然で

しかし因子はありまして

 

先に変化がありまして

ついていくのは大変です

変化というのは災難で

しかし機会でありまして

 

変化については一択で

ついていくしか道はなし

しかし速さは十人十色

人それぞれでありまして