きっとなんにも成さぬまま
年だけ取っていくのだろう
きっとなんにも成さぬまま
ささいなことを大切にして
きっとなんにも成さぬまま
書いた詩は認められぬまま
静かに老いていくのだろう
つまらぬことにこだわって
けれどもそれも悪くはない
そりゃあ良くはないけれど
ついぞなんにも成さぬまま
老いたとしてもそれでいい
それでも今は足掻こう僕よ
書けども実りはないけれど
澄んだ心への感応があれば
もうしばらくはこれでいい
宝のありかは 分からないけれど
ピザならピザ屋で 売っているから
ぼくは大丈夫 maybe
友だちの作り方は 分からないけれど
寂しさのかわし方は 知っているから
ぼくは大丈夫 maybe
他人のことは 分からないけれど
囚われるつもりは ないから
ぼくは大丈夫 maybe
あなたの願いは 分からないけれど
どんな願いでも 願うのは自由
だから大丈夫 安心しなさい
囚われるつもりは ないから
ぼくは大丈夫 愛を歌わせて
メリークリスマス baby
売れない恋のまんなかで
くるしみ以外は不確かで
色んなきもちが渦を巻く
売れない恋のまんなかで
わるい蛇を胸に飼わされ
ぼくはそれに逆らえない
一体どういう構造なのか
ぼくには全く分からない
わるい蛇を胸に飼わされ
なすすべもなく妄想をし
まるで奴隷と変わらない
やってられんわ恋なんて
売れない恋なら尚のこと
しかし出口はどこだろう
売れない恋のまんなかで
くるしみ以外は不確かで
くるしみだけが光ります
しろい胡桃をさがすんだ
あせらないでさがすんだ
小一時間だけさがすんだ
それでみつからなければ
その日はあきらめるんだ
夜から警備のバイトだし
しろい胡桃をみつけたら
さっさと家にかえるんだ
夜から警備のバイトだし
また次の日もさがすんだ
しろい胡桃をさがしては
みつけて家にかえるんだ
何度もそれをくりかえす
どうせ警備のバイトだし
骨になるまでくりかえす
夜のかもめをつかまえて、
チークダンスを踊ろうか。
夜のかもめをつかまえて、
夜のかもめをつかまえて、
チークダンスを踊ろうか。
こんなに素敵な夜だから、
夜のかもめをつかまえて、
チークダンスを踊ろうか。
空はこんなに澄みわたり、
月はこんなにうつくしい。
妻子のいないわたくしは、
かもめたらしの掃除夫だ。
トイレをみがくこの腕で、
夜のかもめをつかまえて、
チークダンスを踊ろうか。
こんな時間に行くのかい
君がいいならいいけれど
そんな格好で行くのかい
君がいいならいいけれど
少しはお金があるのかい
別にどうでもいいけれど
頼れるツテはあるのかい
別にどうでもいいけれど
行く理由はホンモノかい
別にどうでもいいけれど
もしや焦っているのかい
別にどうでもいいけれど
焦りの列車に乗るのかい
君がいいならいいけれど
あえて孤独になるのかい
君がいいならいいけれど
君はホントにいいのかい